ファーストトマト ご存知ですか?
先がとんがっているトマトです。
ゼリー部が少なく、果肉はやや柔らかめで、食味が良いトマトでした・・・
昔は多く出回っていた時期もありましたが、桃太郎という品種が出来てからは、日本中ほとんどが桃太郎トマトに変わってしまいました。
なぜか?
とんがった形が、セルフ販売に向かなかったというのが大きな理由です。
尖った形はトレイパック詰めにすると、ラップを突き破ります。破れたパックの商品は買わないですよね。
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じゃあ、ということで、パックにいれず、一個売りにして山積みにしてみたら・・・ 当然、尖ったほうは上向で置かれていますよね。 ちょっと分かった風なお客様というのは、どこからかの情報で、ヘタが青々とピンと張ったものが良い! なんてことを思っているものだから、トマトを持って裏側(ヘタ)を見る、そして見終わったら、ポンと他のトマトの上に置く・・・
何がおきます? 他のトマト、触っていたトマトの 尖ったところは、ぐしゃっとつぶれてしまいます。
一箇所でも、つぶれたトマト ⇒⇒ 買わないですよね。
しかもファーストは柔らかいし、変色もしやすかった ( ・ω・)ノ―@ ショボボボボーーーン
セルフ販売に向かないファーストより、硬くて、尖っていない桃太郎トマトのほうが、扱いやすかったわけで、全国に普及し、ファーストトマトの影が薄くなっていきました。
このように、売りやすい・買いやすいことを第一に考えた特性が 流通特性と呼ばれるものです。
もうひとつ 出荷しやすいというのも入りますね
選別する際に 等級・サイズに分けられますすが、傷や凹みの多い品種、綺麗な形をした収穫物が極端に少ない品種は、どんなに美味しいだろうが、作るメリットがなくなります。
加賀野菜 源助大根も、そんな話でなくなりそうだったもののひとつ
この大根は、煮物に向く大根で、金沢の冬の定番野菜だったのですが、形は良くない
傷や凹みのない綺麗なものの比率をあらわす秀品率が、かなり低く、
奇形、病虫害、ス入りなど、等級落ちの収穫物が極端に多かったため、一時消えそうでした。
現在は、市の補助や全国的に有名になりつつあり、品種改良も進んで、増えていっているみたいです
しか〜〜〜し
その結果、何が起こっていったか・・・
本当に美味しいものまで、なくなっていこうとしています。
生産現場での選果作業とは、
美人 / ブサイク の選定です。
人間だったらどうです? 中身まで悪いですか?
トマトの話に戻りますが、トマトの部屋数を数えたことがありますか? トマトの部屋数が多いと、丸くなりにくい。ミニトマトは丸い形をしていますが、気づいた方は居るかな。。。ミニトマトの部屋数は二つしかないのですよ。丸くなって当然なのです。部屋数が多いということは、それだけ大きくなることが出来る大玉品種のトマトで、それが程よい大きさで完熟していれば、比重が重くなる すなわち、トマトの味が濃いということになるが、まん丸な形ではなく、形が いびつである可能性は多いです。
美味しいものがなくなってしまう原因はそこにある
適切な情報が生活者には届いていなかった。